30代独身ジャニヲタのひとりごと

なんてことはない壮絶なるひとりごと。

4月15日からのこと

4月15日。
私のジャニオタ人生において最も辛い試練が始まった。

大好きなグループの楽しみなツアーも決まり行く公演も決定していて
あとはウキウキと夏を迎えるだけだったそんなある春の日のことだった。


ことの発端はその数日前に某週刊誌が打ち出した「渋谷すばる脱退」記事。
まあいつものことと思って詳細は全く読んでない。
くだらない。何言ってるの彼が辞めるわけないじゃん。だって彼はエイトを愛していて
いつだって「関ジャニ∞というアイドルグループやってます」と宣言し続けてくれていた。
だからそんな記事信じようもなくてどうでもよくて、下世話なことを書く週刊誌を鼻で笑った。
いやそうしていたかった。


ところがそれは突然やってきた。
関ジャニ∞からの大切なおしらせ』
こんなもの今まで見たことがなかった。
一気にざわつきを見せ始めるSNSに流石に私も動揺したけどそれでもまだ、心のどこかで世界ツアーの発表か何かでしょ、と必死に都合のいい方向に頭を向け続けていた。

定刻になり公式サイトを開くもアクセス集中で繋がらない。
時間を空けつつ何度かトライして、やっと開いたサイト。

その瞬間私の心臓は一瞬止まった。


渋谷すばるさんの脱退は私にとっては初めての試練だ。
これまでいろんなグループで同じことは起き、たくさんの人が同じような寂しい思いをしてきたことがある。
だけど心のどこかで「うちは大丈夫」と安心しきっていたのかもしれない。
記者会見まで開かれて、その口でその声で、脱退の決意を聞いた瞬間から世界が真っ暗になった。
手の震えや吐き気が止まらなくて、それから数日の間毎日仕事から帰ると泣いていた。
泣いてもどうにもならないとわかっていてただ泣いていた。

友人にも電話口で泣いてまともに話ができなかった。
後ろ暗いことなんかなにもない、平和で愛されて辞めていくんだから誇らしい。

そう言っている人もいたけどけど本当に良かったと思っている人なんて実際いなくて、そうでもしてないとみんなが押しつぶされそうだったのだ。
美談かどうかなんてどうでもよかった。
ただただ悲しくて寂しくて辛くて泣いていた。

でも現実的には私より悲しい人がいる。
エイトが好きなのにその好きな場所から一番大好きな人がいなくなるすばるくんのファンの皆さん。
そんな人たちの気持ちを考えたら私なんかが悲しんでいいはずがないと、
どこか無理やり蓋をして誤魔化して、そのことを一旦忘れようと必死で過ごしてきた。

蓋をするのが辛くなってきて番組も薄目で見るようになった。
最後という言葉を考えたくなくて当たり前みたいに笑っているすばるくんとみんなを見ていたくて現実を忘れて普通にテレビを見ていた。
整理なんて1ミクロンもつけられていない。
正直ツイッター上では暗い話をしたくないから整理がついたふりをしたし友だちの前では楽しい時間を無駄にしたくないから吐き出すのは最初だけ。

あとはなるべく考えないようにしていた。
精神的にもよくないから、それ以上深く考えたり追究するのもやめた。
でも気分転換や代わりにして癒されるほど私は他のグループの子たちを甘っちょろい緩い愛し方をしているわけじゃない。
彼らは彼らで代わりになんかならないし、彼らに対する愛はエイトへのそれとも全く別物だ。


「一番好きなの安田くんなんでしょ?じゃあいいじゃん」
何も知らない同僚にそう言われた時私はお皿をひっくり返しそうになるのを必死で堪えた。
「キスマイがいてよかったね」
気を使って友人にそう言われた。ありがとうでもそうかもしれないけどそうじゃないんだよ。


いっそ嫌いになりたかった。
いなくてよかったって思えるくらい恨めたらよかった。
子どもの頃意味も分からずに「西のすばる」を敵視していた私に戻れたらよかった。
戻れるわけなかった。
離れてしまうとわかってからますます愛が深まり惜しくなりすばる君が恋しくて恋しくてどうしても離れてほしくなくてどうにかならないか何て頭の片隅で考えていた。


そんな時に発覚した安田君の病気と怪我のニュース。
記者会見の時にいなかった原因と消息不明になりつつあった彼のこと。
もう頭はぐちゃぐちゃだ。
不安心配恐怖・・・色んな感情が押し寄せてきて処理しきれず、ただもう5年前の初めてエイトを好きになったあの瞬間に戻りたい
とただそればかり思っていた。

日にちが経てば経つほどファンの間にもわだかまりが芽生え始め、彼のファンと6人のファン、そして8人だった時からのファンのみんなの間にお互いに対する不満やイライラが溜まっていくのが目に見えてきた。
揉めたくなんかない揉めたって意味がないし、悲しみも悔しさも人ぞれぞれのもので担当だろうとそうじゃなかろうとそれは誰とも共有なんかできないものなのに、言葉汚く相手の感情をファン失格かのように罵る人正論とばかりに押し付ける人色んな人がいた。


しんどいなもうエイトを追うのやめたい。

悲しい怖いという感情しか持てないのに、追いかけ続けることに何の意味があるのだろう。
頭の片隅でそんなことを思った瞬間もあった。


大阪や地元が災害に見舞われたり身内に不幸があったり踏んだり蹴ったりの3カ月の中で、私はただ何も考えず楽しく好きだって思える瞬間がなくなりかけていたし、大好きな人たちのライブも「彼らはずっと一緒にいてくれるのかな」とどこか勝手に重ねて不安になったり、素敵な挨拶さえもどこか、言い聞かせられているような気がして辛くなって泣いたりした。
身勝手で我儘な感情を引きずったまま7月を迎え、ついにすばるくんは最後のテレビ出演となった。


なんでだろう・・・。
すばるくんこんなにエイトをeighterを愛しているのになんで離れてしまうんだろう。
ああそうか好きだから離れるのか・・・。
もっともっと大きくなりたいからそのために今いる環境を壊したくないからこのままいたら壊してしまいそうだから、
だから離れるのか・・。
揉めたなんてことも一切聞かない、仲違いなんて1ミクロンもない。
大好きで大好きで大切だからこれより先に自分の夢をメンバーに押し付けて無理をさせたり壊したり我慢することで自分が壊れて大好きなメンバーを傷つけたくないから、だから出ていくのか。
一人で抱えて出ていくなんてずるいよこれだけ私たちを巻き込んで好きにさせてここに置いていくなんて・・・。


やっぱり寂しいし悲しい。
それでもやっぱり私もすばるくんが大好きなので彼がしたいことを彼がすべきことを次のステージを思いっきり目指せることを応援したい気持ちもある。
だから願うのはどうか意地になって無理をして体を悪くしたりすることだけはしないで欲しいという事。
そしてどうか謝らないでほしいという事。
あなたを一瞬でも恨もうとしたのは許してほしいそれくらいは許してほしい。

これからもずっとすばるくんが大好きな音楽に囲まれて素敵な人生を歩んでいけますように。
遠くなってもずっと応援しているからね。

本当にありがとう。

 


最後にこれだけ言わせてもらう。


バーカクソチビクソジジ!!!!!!!!

大好きだよちくしょー!!!!!!!!